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〜薬膳についての12のこと #10

今回はおなかのおはなしです。

#08の充電池のたとえでおはなししたように、ひとは生まれた後、

食べ物や呼吸からからだを支えるエネルギー(後天の精)をつくります。

おなかは食べ物を消化して栄養を作り出す源(後天の本)。

おなかが元気にはたらかなければ、

どんなにからだに合った良...

食べることとからだの関係(3) おなか、元気ですか?

December 10, 2017

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自然や環境とからだ(2) 暮らす風土と仲良く 〜薬膳についての12のこと#03

November 22, 2017

自然や環境とからだ(1) 暮らす風土と仲良く

〜薬膳についての12のこと #03

 

自然から受ける影響は季節だけではありません。

暮らす土地の気候風土も人のからだに大きな影響を与えます。

 

たとえば、瀬戸内に接する神戸と私の実家のある秋田、

東北北部・日本海側の地域では気候が大きく異なります。

 

春、桜が咲くのは神戸は3月末、秋田では4月末、

秋、コートを着はじめるのは神戸は11月後半、秋田では10月です。

前回、四季それぞれがもつ特徴の違いについてふれましたが、

春や秋が訪れる時期が違う、

つまり夏や冬がつづく長さが異なるということは、

その季節の影響を受ける期間がちがうということです。

 

冬は冬でも風土のちがいによって気候も変わってきます。

気温の違いはもちろんありますが、

神戸では六甲山から吹きおろす風による乾燥した寒さ、

秋田では湿った雪が降り積もるため水による寒さが特徴的です。

 

中医学では自然界の気候の変化を大きく6つに分けて「六気」とよび、

それが身体に大きく影響を及ぼすとき「六淫(の邪気)」と称されます。

「風(邪)」「寒(邪)」「暑(邪)」「湿(邪)」「燥(邪)」「熱(または火)(邪)」の6つですが、

季節によってどの影響が強くなるかが変わるのはなんとなくイメージできると思います。

それぞれに特徴や対処法が異なるため、湿度が違う神戸と秋田を比べると、

一口に冬と言っても神戸は「風・寒・燥」、秋田は「風・寒・湿」の影響を受けやすく、

冬を元気に過ごすために心がけたいことも変わってきます。

(さらに細かく言うと、山側海側などさまざまな地理的条件によっても異なります。)

 

また、冬の晴れの日数、日照時間の違いも大きな影響があります。

晴れ間が続き天気が崩れることが少ない神戸と

晴れの日があるとほっとするほど曇天に覆われる秋田では、

性格や気質に大きな違いが出て当然だと感じるほどです。

 

さらに、同じ一日でも昼夜の長さが異なり北国では昼の時間が短いため、

日照時間が少なくなると気持ちが落ち込みやすくなる

「冬季うつ」に悩まされる人が多いのも特徴的だといえます。

太陽は生き物の命を支えて上げていく力をもっていますので、

その力をどれだけ借りられるかで対処の方法も変わってきます。

 

こうした気候風土の違いは食文化、味覚の違いも生み、

たとえば雪の降る寒い土地で塩分の高いものが好まれるのは

からだが欲するものであることが薬膳を学ぶと納得ができます。

結果、塩分の取り過ぎによる病気が多くことも風土の影響の一つとも言えますが、

単に塩分を控えればよいというのではからだの欲求が満たされないので、

一度の食事の中で味の濃淡をつけるなど塩分の控え方も地域によって一工夫、

すると食べることの楽しみが損なわれにくく、

食べて元気に過ごす助けになるのではないかと思います。

 

*塩分についての記載は健康な方の食事の心がけの範疇にとどまります。

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